お盆が終わりました
今年もお盆が終わりました。仏さまも浄土の世界へ帰って行きました。13日の夜は檀家の皆さんが、寺院境内のお墓参りを済ませ、お寺も大変賑やかでありました。そしてお盆の最中は、弘長寺では棚経を行い先祖供養に努めました。今年のお盆は大変熱く難儀でありました。お盆が終わり来月にはお彼岸が来ます。月日の経つのが早いですね~。これからもがんばりましょ。・・・By おっさま
Q 新盆はいつするのですか?
Q 新盆はいつするのですか?
A 人が亡くなって四十九日が過ぎて、初めて迎えるお盆を「新盆」(にいぼん・あらぼん)や「初盆」(はつぼん)と言います。この時は、仏様が初めて里帰りをするので特に手厚くご供養をする風習があります。たとえば7月初旬頃亡くなり四十九日がお盆のあとに来る方は、翌年のお盆が「新盆」、「初盆」になります。
Q よくお盆にキュウリの馬とナスの牛を作って供えるのですが、その意味は?
Q よくお盆にキュウリの馬とナスの牛を作って供えるのですが、その意味は?
A キュウリの馬は、ご先祖様が足の速いキュウリの馬に乗って少しでも早くこの世に帰って来てほしい願いと、足の遅いナスの牛に乗ってゆっくりあの世へ戻って頂くという願いを込めてお供えします。ご先祖様と少しでも長く一緒にいたいという願いが込められているのだと思います。
うちわを用意しました
今年も弘長寺では、13日の夕方から本堂にて、弘長寺オリジナルうちわを用意しました。最近のうちわは、プラスチックの骨製うちわが多くなってきて、竹骨製のうちわは、あまり見なくなりました。弘長寺のオリジナルうちわは、竹骨製のうちわです。竹骨製のうちわは、風がやさしく心地よい気持ちになります。檀家の方々は、自分のお墓参りが終わりましたら、弘長寺の本堂の阿弥陀さまへお参りをして下さい。そして帰りに“弘長寺オリジナルうちわ”をもらって下さい。今年のうちわは、表面が「すだれ貼り金魚」の絵柄で、裏面には“心から伝えたいあなたに「ありがとう」”と文字を入れてあります。相手に対する感謝の気持ちを、大切にして下さい。・・・By おっさま
Q お盆はいつするのですか? 7月と8月があるのですが?
Q お盆はいつするのですか? 7月と8月があるのですが?
A 昔は、目連の話にちなんで7月15日にお盆供養をしていました。明治時代に入って新しい暦が使われるようになってからは「月おくれ盆」と言って、8月13日から16日までの間に、ご供養をすることが多くなりました。これは、7月が農家の一番忙しい時期に重なってしまうので、ひと月遅らせてお盆供養を行う風習ができました。どちらかと言うと、関東地方などでは7月13日からのお盆が多く、田舎へ行くと8月13日からのお盆が多いです。
Q お盆の意味は?
Q お盆の意味は?
A お盆は、ご先祖様の御霊をあの世からお迎えしてご供養する昔からの習わしのことです。正しくは「盂蘭盆(うらぼん)」と言って、逆さ吊りを意味するインドの言葉“ウランバナ”を漢字に音写したものです。昔、お釈迦様の弟子の中で一番神通力を持つ「目連(もくれん)」という方がいました。ある時、目連が神通力で亡くなった自分のお母さんが地獄で逆さ吊りにされ苦しむ姿を見て、どうしたらお母さんを救えるか、お釈迦様に相談をしたら、お釈迦様は「夏の修行が終わる7月15日に、お坊さん達に供物を施しなさい」と言いました。目連はこの教えに従って、お坊さんに食べ物を施したおかげで、目連のお母さんは救われたという説から、お盆が始まったとされます。
閻魔さまにライトを付けました
今日、閻魔さまにライトを付けました。以前の閻魔さまは、暗くて夜見るとお顔がほとんど見えませんでした。この13日の夜は、こちらの地区ではお墓参りです。夕方から夜にかけて自分のお墓をお参りした後、本堂の阿弥陀さまをお参りをし、そして閻魔さまをお参りをする方が多いです。今度はライトアップしたので、閻魔さまのお顔がよく見えます。弘長寺の閻魔さまは、お参りをした後にお顔を見て、怒った顔つきに見えれば心にやましいものがあり、笑顔の顔つきに見えれば心が澄んでいると言われています。弘長寺の閻魔さまは、人の心をお見通しです。弘長寺に来られる方は、きっと笑顔に見えるでしょう。・・・By おっさま
ライトアップした閻魔さまです。
六地蔵さまに赤い前掛けを掛けました
今日、檀家さんが六地蔵さまに赤い前掛けを掛けてくれました。この度、六地蔵さまからお寺を守って頂けるように、正門の前に安置致しました。お地蔵様を移転して初めて前掛けを掛けてくれた、お檀家さんへ感謝です。檀家のみなさんや弘長寺へ来寺して頂いた方は、六地蔵さまへお手を合わせ下さい。・・・By おっさま
赤い前掛けをかけた、六地蔵さまです。
永代供養墓に納骨しました
今日、前住職奥さんの納骨供養を行いました。前住職の奥さんは、長女、次女と二人の娘しかいなく、どちらも嫁がれお墓を継承するのが難しいという、ご遺族の希望で永代供養墓の特別個人墓へ納骨をしました。永代供養墓への第1号となりました。弘長寺永代供養墓の最初の納骨が前住職の奥さんであり、よかったと思います。弘長寺ではこれから、毎月の月命日、春秋彼岸、お盆などに供養を行っていきます。お墓は、本堂向かって左側にあり個人墓であります。お墓には故人の戒名や俗名を彫ってありますので、すぐわかると思います。檀家のみなさんやお知り合いの方は、弘長寺へ来た時はお参りをして下さい。・・・By おっさま
前住職の奥さんのお骨は、ご遺族の希望で右側最前列中央に安置をいたしました。(花を供えているところです)
Q 8月1日を“ぼんぼちついたち”と言いますが、どういう意味ですか?
Q 8月1日を“ぼんぼちついたち”と言いますが、どういう意味ですか?(南魚沼地域での風習)
A 南魚沼地域では、8月1日に“ぼんぼちついたち”と言ってお寺にお米や野菜などを持って行く風習があります。この“ぼんぼち”とは「盆扶持(ぼんぶち)」が訛り、毎年8月1日に行われるので“ぼんぼちついたち”とい言うようになりました。この「扶持(ふち)」とは、“助ける、扶助する”という意味があります。8月はお盆などがあり、お寺は忙しくなるので、その前にお寺を助けるために8月1日にお米や野菜などを持って行ったものなのです。現在は、お米や野菜などから金品に代わってきています。それをお寺に持って行き、お寺はわざわざ遠いところを持って来てくれた感謝から、食事などの接待をします。この風習は、曹洞宗寺院や在方のお寺では現在も行われている風習です。ですが六日町の中心部に位置している弘長寺ではだんだん薄れてきました。・・・By おっさま