同宗派住職の葬儀が終わりました

今日、同宗派の住職の葬儀が終わりました。この度の葬儀は、密葬ということで執り行い、後日、本葬儀を執り行うということです。住職の葬儀は一般在家の葬儀とは違う葬儀式でした。葬儀も荘厳なる厳粛な葬儀であり寺院方もたくさん集まり読経を行い、住職の葬儀が無事終了しました。密葬でありながらも、出棺時には沿道にたくさんの方々が見送りに来て頂き、亡くなられた住職、副住職をはじめ寺族の方々も大変感謝をしていると思います。たくさんの方々が見送りに来ていて、住職の生前の教化が、皆さん方に感謝されているものと思いました。これから当寺院の次世代の住職になられる副住職は、たくさんの苦労があるかと思いますが、檀徒のみなさんのお力を借りて、前住職のように立派な住職になられることと思います。我々もできる限り協力をしていきたいと思います。前住職は安心をして下さい。ご冥福をお祈り致します。・・・弘長寺住職

時宗のお経はきれいな音色です

今日、先般亡くなられた同じ宗派の住職のお通夜でした。新潟教区、當寺院住職と縁のある他県の住職が多数駆けつけ、お通夜のお経をあげました。夕方6時から始まり夕暮れの中、お通夜の経が10人以上の僧侶により唱えられました。中でも「初夜礼讃」というお経は、メロディーが奏でられる時宗独特のお経で、たくさんの僧侶が一緒に唱えると、檀徒からは、大変きれいな音色でしたと感動されました。そして檀徒からは「自分のお寺の住職が安心できる」と大変喜んでいました。そしてお通夜の最後に、副住職(住職の子息)から感謝のお言葉があり、その中で住職が倒れてから、その時間毎に「礼讃」というお経を唱えると「住職の脈と血圧が安定するのです」という言葉の中に感動を覚えました。私も僧歴が浅いながらも、時宗の「礼讃」というお経は感動を覚えるきれいなお経だと思っています。明日は当寺院住職の葬儀です。今まで住職から頂いた教訓を大事にし、ご冥福を祈り、僧侶たちが心を一つにして当寺院住職の葬儀を執り行いと思います。・・・弘長寺住職

Q 都会と南魚沼地域の納骨、お墓の文字の違いについて?

Q 都会と南魚沼地域の納骨、お墓の文字の違いについて?

A 1.納骨について
 都会では、火葬場での収骨はせとものの骨壺に入れて、桐箱に修めます。そしてお墓への納骨は、その骨壺をお墓に修めます。南魚沼地域の収骨は、桐箱の中に直接、お骨を修めます。ですから、せとものの骨壺はありません。そしてお墓への納骨は、お骨を直接お墓の中に入れます。ですから先祖のお骨と一緒になります。お墓の下は土になっていて、お骨が自然の土に返るものだということと、その家の先祖や家族が同じ一族であるということです。こちらでは嫁いできたお嫁さん(他人)のお骨もその家の先祖たちと一緒になってお墓の中に入ります(混ざります)。
 2.お墓の文字について
 都会のお墓の文字(洋墓の文字は除く)は、「・・家之墓」というのが多いです。南魚沼地域でのお墓の文字は「先祖代々之墓」という文字が多くみられます。これはこの地域では、長男がその家の家督を継ぎ、先祖を守っていくという風習が強いのです。よってそれを繁栄をし、「先祖代々之墓」という文字が多いのです。ですがもう少し在方へ入って行くと墓に「萬霊塔」という文字が多くみられます。これは、巻(苗字が同じ一族)や本家・新宅関係などのお骨を一緒にお墓に納骨する風習から来ています。「萬霊塔」とは、よろずの霊を一緒に修めるお墓という意味なのです。最近では、お墓は家単位で作るようになったので、「萬霊塔」はあまり使われず、「先祖代々之墓」や「・・家之墓」が多くなりました。ですがごく最近では、洋墓を建立する家もあらわれ、墓の文字は多種多用となってきました。

ご冥福をお祈り致します

今日、教区から連絡が来て同宗派の住職が亡くなりましたとの連絡が入りました。亡くなられたご住職は、先月弘長寺前住職の奥さんが亡くなられた時の葬儀にも、随喜寺院として読経を賜ったばかりでした。また6月15日に同宗派の会議にも参加をされ、元気にされていました。それが6日後に亡くなられ、大変驚いています。すぐに當寺院へ駆けつけ、枕経をあげさせて頂きました。當寺院副住職から葬儀の日程等を岡がい、随喜寺院として参列を致し、読経をさせて頂きます。ご冥福をお祈り致します。

弘長寺住職

Q 住職は、塔婆に「追善供養」とか書きますが、これはどういうことですか?

Q 住職は、塔婆に「追善供養」とか書きますが、これはどういうことですか?

A 1.“追善(ついぜん)”とは、「追って善をなす」ということです。仏さまへ経などを読んで、功徳を増し善を積んでいただきたい意向のあらわれであります。それは我々がこのように満ち足りた人生が過ごせるのも、亡くなられた方々がいたからこそ今があるのです。ですが現実的に浄土の世界へ行かれた方々に、感謝を述べることができません。よって「追って善をなす」は、「あとから感謝の気持ちをあげる」と置き換えて、檀家さんへ説明をしています。
 2.”供養(くよう)”とは、「供に養う」という意味です。浄土へ行かれた仏さまは、家族や親せき縁者、子孫などを静かに見守っています。このように見守っていてくれる仏さまへこちらも感謝を忘れてはなりません。よって仏事にならい、年回忌、彼岸、お盆などに経をあげて仏さまへ感謝の気持ちを込めて行います。ですから伴に養うことが供養なのです。こちらが仏さまへ感謝をしないと、仏さまの一方通行であるので供養と言わないのです。そして”追善”と”供養”は一緒に言われることが多く「追善供養」という言葉がよく使われます。
そうて法事などを営むと、普段忙しく会うことができなかった人も、仏さまを中心に会うことができます。これも亡くなられた先祖さまのおかげなのです。

坂戸山から虹が・・・

今日、午後7時ころ自宅に帰ったところ、坂戸山から虹が出ていてすごくきれいな風景でした。この坂戸山は、上杉謙信の養子となり家督を継いだ、上杉景勝の実家で長尾政景家の坂戸城があったところであります(景勝は長尾政景の次男)。NHKの大河ドラマ「天地人」でも度々紹介されました。標高は634メートルで、あの“スカイツリー”と同じ高さです。毎朝、散歩や運動がてら坂戸山へ登る人もいて大変身近な山です。その坂戸山から、きれいな虹が出ていて、きれいだったので思わず写真を撮りました。・・・By おっさま

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坂戸山の頂上から、虹が出ている風景

金城山を眺めて

今日もすばらしい天気です。この地域、六日町は自然に囲まれて空気がきれいでのどかな場所です。今日は自宅2階の窓をあけて、外を見まわしたら「金城山」がきれいでした。この金城山は、弘長寺の山号でもある偉大な山であります。本当にきれいな風景でしたので写真を撮りました。雪から解放されてこのような天気が続いてくれればと思います。・・・by おっさま

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自宅2階から眺めた“金城山”です。この山は、弘長寺の山号にもなっています。

ペット供養の墓の工事が終了しました

本日、ペット供養の墓の工事が終了しました。この度の工事では、ペットの墓誌を掲げる部分を増築し、ペットのお参りに来た方が線香とろうそくを忘れても心配がないように、線香とろうそく入れを作りました。弘長寺の“ペットの墓”に大切なペットをおさめられた方は、いつでもお参りに来てください。ペットもたくさんのお友達と“ペットの墓”で一緒に楽しく遊んでいると思います。ご安心をしてください。・・・By おっさま

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増築が終わった“ペットの墓”です

Q 人が亡くなると、普段とは逆のことをしますが、なぜですか?

Q 人が亡くなると、普段とは逆のことをしますが、なぜですか?

A 人が亡くなると、いつもとは逆に行う「逆さごと」が行われます。入棺時に足袋を左右逆に履かせたり、場所によっては洋服の襟を顔の方に、着物の襟を足元に掛けるという「逆さ着物」や屏風を天地逆にして枕元に立てる「逆さ屏風」や着物を相手から見て左前にしたりします。このようにする理由は、冥界はこの世とは「あべこべ」になっていると考えられているからです。人がこの世を去って天界に登った場合、下を見下ろすと地上で見た場合と逆になるという説もあります。故人の周囲を天界と同じにすることによって、無事に天界へ送ろうと考えたのです。またこちらの地方では、自宅で葬儀が行われた場合、出棺は通常の玄関から出すのではなく、縁側などからご遺体を出します。それは死というものの恐怖心から、通常の生活とは違う方法を行っているものと思われれます。「逆さごと」も通常の生活と違うことを行うことによって、死という恐怖心を日常に取り入れないようにしたあらわれです。

屋根の修復塗装が終わりました

やっと本堂屋根の修復・塗装が終わりました。それと並行して境内の通路の補修、庫裡(くり)[寺院の住居部分]の部屋修復作業と工事が立て続きに行われました。明日からは、「ペットの墓」の改装工事に入ります。雪国は、雪が溶けた後に雪の影響で各場所で破損があり、補修作業が入ったりします。大変ですけど頑張っています。檀家さんが来やすく便利に思うような寺院を目指しています。・・・By おっさま(檀家さんから呼ばれている通称です。”おしょうさま”の略です)

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屋根の補修・塗装が終わった弘長寺