僧侶が年賀欠礼をする疑問?

先般、ある新潟寺院の住職から年賀欠礼の挨拶が来ました。「自分の妻の兄弟が亡くなり、喪中のため年賀を欠礼します」という内容でした。ですが私は疑問に思います。私は普通の家庭に生まれ育ったので疑問に思うのかもしれません。僧侶は、出家(家を出る)をして得度を行い、一定の修行を修めてから僧侶になります。出家をしているので、一般在家とは戒名も違い、お墓も自分の家の墓には入らず僧侶専用(坊塔)のお墓に入り、家族が出家していない限り、家族とは別々のお墓になるのです。ですから出家(家を出る)なのです。その住職は出家(家を出ている)しているわけですので、身内が亡くなっても喪中はありえないのではないでしょうか。弘長寺の住職は代々と喪中をしていません(前住職も身内が亡くなっても喪中をしていません)。今年、私(弘長寺住職)の妻の母(前住職の妻)が亡くなりました。妻は喪中につき年賀欠礼はしていますが、私は出家をしているので普段通りとし、他の寺院の住職へは喪中の挨拶はしません。檀家に対しても喪中はしていません。喪中をされ年賀欠礼の挨拶をする住職は、お寺で生まれ育った住職が多いようです。このようなことを疑問に思うのは、一般家庭から出家をして仏門に入った私だけなのかなあ?・・・By おっさま

今日は雨からみぞれ

今日朝、外を見たら雨からみぞれに変わりました。弘長寺は一昨日雪囲いが終わり、いつ雪が降ってもいいように準備が終わりました。そして今時期になると、朝起きたらすぐに外の景色を見て雪が降っているかどうかを確認するのが日課となっています。ですから雨が白くなってくると“ザワザワ”っとします。今日は、満中陰忌法要(四十九日忌)があり、その後納骨をする予定となっています。雪は積もらないと思いますが、何とか晴れて頂きたいですね。・・・By おっさま

Q 仏壇の上に「天」の文字は?

先般、檀家さんが仏壇の安置について弘長寺へ問い合わせがありました。まずご本尊様の上には何もないのが本来の姿です。こちらでは、お寺のつくりはすべて平屋であります。これはお寺に安置されておられる、ご本尊様の上には何も置かないからです。家にある仏壇は、寺院の本堂と同じつくりになっており、ご本尊を安置しています。よって家の仏壇もお寺と同じように、ご本尊様の上には何も置かないのです。ですがこちらの地域では、住宅事情から2階建ての家がほとんどです。そして仏壇を1階に安置をしている方が多いです。その場合、仏壇の真上が部屋などになっており、足を踏み入れる場である場合には、和紙に「天」という字を書き、1階の仏壇が安置してある天井に貼り、仏壇の上は何もないという形をとります。宗派やお寺の住職の考え方にも違いがあるかも知れませんが、「雲」や「空」と書いて貼ってある家もあります。貼る場合は、挿しもの(画鋲など)で貼らずに、必ずのりで貼って下さい。弘長寺では、代々と「天」という字を書いて天井に貼っています。自分で和紙に墨で書いて貼って頂ければよいのですが、中々墨で書けない方は弘長寺住職まで連絡を下さい。和紙に墨で書いて授与致します。

Q 焼香は何回したらよいですか?

Q 焼香は何回したらよいですか?

A 焼香は宗派によって決まっている場合やお寺の住職の考えで行う場合や別に決まっていなく何回でもよいとする場合があります。ある宗派では「仏・法・僧」のために3回を推奨する宗派もありますし、1回でよいという宗派もあります。わが寺院の宗派では、焼香の回数はとりわけ決まってはいません。ですが弘長寺では代々と焼香の回数を「2回」と推奨しています。この2回というのは、1回目の香を焚くことで自分が仏さまを前にして「不浄を払い心を清浄」の気持ちになること、2回目の香を焚くことで「私から仏さまへ香のかおりを差し上げる」という意味をもって行っています。焼香の仕方は、最初に香を3本指(親指・人差し指・中指)で1回つまみ、それを2回に分けて香を焚きます。焼香の回数は、香を焚いた回数です。また日本人は、「1」「3」「5」「7」という数字にこだわる風習がありますが、この数字にこだわる必要はありません。弘長寺の檀徒以外の皆様は、宗派や住職の考え方にも違いがありますので、自分の菩提寺の住職へ回数の意味を伺い、自分で納得してから焼香をしたらいかがでしょうか。

今日の六日町は白くなりました

今日も朝から雪からみぞれ混じりの天候です。六日町はあたり一面が白くなってしまいました。あす位からは快方に向かうと思います。今回降り積もった雪は一度は消えると思いますが、11月末以降に降る雪は根雪になるかも知れません。これから冬に向かって雪の降る機会が多くなると思いますので、冬仕度、雪対策を始めて下さい。・・・By おっさま

初雪が降りました

昨日から、今日にかけて初雪が降りました。例年だと、東の山々(八海山や坂戸山)が白くなり、そして西の山々(八箇峠・十日町市との境)が白くなってから、里に降るのが今年はすべて一緒に降って来ました。弘長寺では雪囲いもしないうちに降られてしまいました。すぐに雪囲いの準備に入らなくては。そして車のタイヤ交換。本格的な冬の到来前にやることがたくさんあります。大雪にならないように祈るばかりです。・・・By おっさま
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自宅後ろから見た、坂戸山の景色

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弘長寺の屋根にうっすら雪が積もりました

開山忌を修行しました

先般、20日に弘長寺開山忌を修行致しました。当日はあいにく天候が雨で足元が悪い中、またこの日は南魚沼市会議員選挙日であり、多々予定がある中、檀家の方々がたくさん集まって頂き大変有難く思っております。その時に開山忌お札を希望された方は、本堂にて回向を行い御本尊である阿弥陀仏様のお慈悲を込めたお札を授与致しました。遠方の方は順次郵送させて頂きます。開山忌が終わるともうじき11月に入ります。この地域では11月に入ると、そろそろ雪のための準備に入ります。山々も頂上から白くなり始めると、本格的な冬の到来となります。今年も早いもので、あと2カ月と10日。歳を取るとともに月日の流れが早く感じます。いつもこの時期になると、今年はどのくらい雪がふるだろうか、大雪にならないだろうかと檀家さんからお話を聞きます。雪はちょうどよい、ほどほどの雪になってほしいものです。・・・今年の開山忌に出席されて頂いた方、また御香資をあげて頂いた方には、ご感謝を申し上げます。・・・By おっさま

弘長寺開山忌の記念品

この10月20日に行われる“弘長寺開山忌”にご来寺された方、都合により出席されず御香料を献納された方には、「開山忌菓子」と「記念品」を用意いたしました。「開山忌菓子」は、寺の紋と桐をかたどった落雁菓子です。この菓子は開山忌の供物として供えた菓子ですので、自宅の仏壇に供えてください。(食しても結構です)1年間もちますので、お盆菓子や彼岸菓子を買わなくてもよいです。今年、開山忌に参列された方への「記念品」は、“相田みつをの湯呑み二客組”です。家であったかいお茶を注いでお飲みください。開山忌終了後には、粗食をご用意いたしますので、出席をされる方は各地区役員または弘長寺まで連絡をしてください。
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寺の紋と桐を型どった“開山忌菓子”です。

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今年の記念品は“相田みつを 湯呑み二客組”です。

弘長寺開山忌お札のご案内

弘長寺では、毎年10月の第3日曜日に“開山忌”を行います。近隣の檀信徒は出席をされます。その時に希望者には、施主の名前、供養される方の戒名や各家先祖代々を書いた「開山忌お札」を授与致します。この「開山忌お札」を希望された方は、各家の先祖代々または精霊を弘長寺代々の回向帳に記載をし、本堂にて個別に回向(個別に読み上げ功徳を積み極楽往生に資する)を致し、ご本尊であります阿弥陀仏さまのお慈悲を込めたお札を授与致します。遠方の檀家さんには、開山忌後に郵送をします。授与された「開山忌お札」は、各家のお仏壇に納めてください。弘長寺から授与された「開山忌お札」は、1年を目安にお焚き上げをします。近くの方は、弘長寺本堂内にある“古いお札入れ”の箱に納めてください。また遠方の方は郵送していただければ、お焚き上げをします。そして来年の開山忌にまた新しいお札を授与致します。希望者は、弘長寺まで申し込んでください。
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本堂で回向し、このお札を授与します。施主の名前や供養する方の戒名が書かれています。

弘長寺の開山忌は10月20日(日)です

☆★☆ 弘長寺檀徒の皆さんへ ★☆★
弘長寺では開山忌を修行していますが、今年の開山忌は10月20日(日)です。その時にご希望者には開山忌御札を授与致します。申込者には、弘長寺代々の回向帳に記載をして本堂にて個別の回向を致し、供養した御札を檀徒へ授与しています。遠方の方には郵送を致します。檀徒のご希望者は、配布した申込書に記載をして、回向料及び御札料を添え申し込んでください。また弘長寺で授与された御札は、一年を目安にお焚き上げをします。弘長寺にご来寺した時に持って来られるか、郵送して頂ければお焚き上げを致します。