弘長寺

昨日、仏前結婚式に出ました

昨日、新潟県三条市の同宗派住職の結婚式に出ました。本堂にて仏前結婚式で執り行い、私は役配を承り結婚式、披露宴と出ました。前日より泊まり各方面から式典出席住職や新郎同期住職が全国から集まり、本堂でリハーサルを行いました。そして当日の結婚式、仏前結婚式は初めてでしたが、荘厳な本堂にて白無垢の新婦が美しく、新郎家、新婦家が一同に介し、二人の“誓いの言葉”を述べられ、すばらしい式典でした。(指輪の交換もしますよ)私の結婚式は22年前(当時まだ在家(一般人)であり)東京の神田明神にて神前結婚式で執り行いました。ですが昨日の仏前結婚式に出たら、その荘厳なる式典に感動をしました。初めて仏前結婚式に出席された方も多く、一同に感動をしていました。お寺は葬式や法事など忌事ばかりではなく、祝い事も行います。それは各家のご先祖様の前で新しい方を迎え、そして新しく嫁ぐ報告を兼ねた式典です。私も昨日の仏前結婚式に出てこのすばらしい感動を皆さんへお勧めしたいですね。その後に会場を移し披露宴になりました。新郎新婦は洋装で今時の楽しい披露宴でした。結婚式は荘厳な場所で先祖へ門出を報告し、披露宴はうれし涙を誘う感動の場でした。仏前結婚式のすばらしさに感動しました。・・・By おっさま

山に雪が降りました

今日はあいにく朝からずっと雨です。朝も大分寒く、冬物のジャンバーを着て犬の散歩をしました。山に霧がかかっていてその隙間から山を見ましたら、雪が積もっていました。山は弘長寺の山号にもなっている“金城山”です。いよいよ本格的に冬の到来かと思いました。先般、お参りをした檀家さんは日記を付けている方で、「昨年は11月11日に里に雪が降ったんですよ」と言われました。昨年の事で忘れていたのですが、昨年は今頃、あたり一面真っ白くなっていたんですね。今、まわりを見ても雪囲いが始まり、また冬が来て雪が降るのかなあと思います。今年はちょうどいい雪で、あまり大雪にならないように祈るだけです。・・・By おっさま

昨日、修行仲間の結婚式に出ました

昨日、私が本山で修行した同期、“同じ釜の飯を食った仲間”の結婚式披露宴に出席しました。静岡県の仲間で前日に静岡県へ出向き前泊しました。私どもの宗派では、本山で修行することを在堪(ざいかん)と言います。言うならば在堪同期の結婚式披露宴に出席をしました。在堪仲間が一同に介しうれしかったです。私は37歳で本山で修行をしたのですが、彼は当時20歳でした。我々の世界は歳は関係なく、一緒に修行をした者はすべて同級生です。彼は数年前に前住職であられるお父さんを亡くされ、若くして住職になられ久しぶりに会ったのですが、立派になられていました。我々の同期は現在、32歳から81歳までいます。歳は関係なくすべて同級生です。そして北は岩手県から南は香川県まで広くにわたっています。中々会うことができなく、久しぶりに在堪仲間に会うことができ、大変うれしかったです。重鎮の披露宴のスピーチの中で、ご縁の大切さを述べられていましたが、まさしく我々もご縁の中で生きているとつくづく感じられました。この度の結婚式に呼んでくれたこと、昔の在堪同期と久しぶりに会えたこと、すべてに感謝したいと思います。“ご縁”の大切さをしみじみ感じました。・・・By おっさま

11月は「全ての物を無くして 本当に大切なものがわかった」です

11月の「こころのことば」は、「全ての物を無くして 本当に大切なものがわかった」(萩原清虚作)です。自分なりに解釈をすると“人は無になって初めて大切な事がわかると言います。身近におきかえるなら、自分の周りから友達が去って行き、一人ぼっちになった時初めて友達の大切さや自分に対しての気遣いなどが分かるものです。我々は自分一人の力ででここまで来れたと勘違いしがちですが、自分が誰からも声を掛けられなくなった時、自分の本当の宝物が発見できます。ですから普段から人を大切にし、相手に対しての感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。”というように思います。いいことばですね。・・・By おっさま

開山忌を修行しました

昨日19日(日)に無事開山忌を修行しました。当日は、この上なく快晴ですばらしい一日でした。参列者も年々お歳を重ねてきていますが、たくさん参列をされありがたく思っています。開山忌とはいうならばお寺が開かれた祝いであり、言わば誕生日みたいなものです。よく檀家さんから書付や水引を何色にしたらよいか質問をされます。この時の水引の色は“赤・白”の水引になります(弘長寺では“黄・白”でもよい)。黒・白の水引は使いません。また書付については“御香料”や“御香資”となります。開山忌にあたり檀徒の先祖供養を伏せて行っています。檀徒の皆さんの先祖とともに菩提寺も大切にしましょう。・・・By おっさま

檀家さんの会社30周年記念に出席しました

昨日、檀家さんの食品関連会社の30周年記念に出席しました。式典には新潟県選出国会議員、地元県議会議員、市長や地元名士の方々が多数出席していました。式典の後、テレビやラジオなどで活躍されている生島ヒロシさんの記念講演「いつまでも若く生きる秘訣」を聞き大変自分のためになりました。終了後、祝賀会に入り多数の方々が歓談されすばらしい一日でした。会長は昔から大変ご苦労をなさったお方で、15歳から自分の意思を持って就職をされ数々の仕事をこなし、若い頃には幼い子供も亡くされ大変ご苦労をし、そして数々の仕事の中ですばらしい人脈を得て、自分一代で県内に支店や営業所を持つ南魚沼市屈指の会社に育てたお方です。この30周年を前に経営陣を若手に引継ぎ、自分は会長職として頑張られておられます。また会長は、今自分があるのは先祖のおかげだという気持ちをいつも持ち続け、寺院を大切にされるすばらしい徳のあるお方です。弘長寺の檀家は親や先祖を大切にされている方は、成功をおさめている方が多いです。これからも檀家の皆さんは、親や先祖を大切にし、益々の発展を願っています。・・・By おっさま

来週の日曜日は開山忌です

来週、19日(日)は弘長寺の開山忌です。年々檀家さんも歳を重ね、出席者は減っては来ていますが出席される方は感謝を申し上げます。弘長寺では年中行事としてはこの開山忌だけであります。本堂で各家の精霊回向を行い、終わってから粗斉を出します。そして弘長寺の紋を型どった、落雁菓子(粉菓子)と記念品を差し上げます。落雁菓子は、大変日持ちのするお菓子で、お仏壇に備えて頂ければ市販菓子を買わなくても、お彼岸やお盆に備えるお菓子になります。そして今年の記念品は相田みつをの言葉が入った“マフラータオル”を用意しました。タオルは3種類あり「一生勉強 一生青春」、「しあわせは いつも じぶんの こころが きめる」、「いのち いっぱい じぶんの 花を」という言葉が書いてあります。どのタオルがいくか分かりませんが、散歩などの時に首に巻いて行ったり、仕事の時に首に巻いたりして使用して下さい。・・・By おっさま

めっぽう寒くなりました

10月に入ってから、めっぽう寒くなってきました。日中は温かいのですが、朝晩は寒いくらいです。今は晴れると空が大変青く、最高の天気日和になります。ですがこちらの地域では、11月に入ると雪囲いや冬支度が始まってきます。木々や家の雪囲いが始まると、また冬が来るのかなぁとか、大雪になるのかなぁなどと心配が絶えません。今週の週末は台風19号が到来します。前回の台風18号も大変な被害があったので気をつけなくてはなりません。今回の台風は今年最大規模となるようですので、台風が来る前の備えを十分して下さい。・・・By おっさま

10月は「自分では光らないけど 心まで照らしてくれる」です

10月の「こころのことば」は、「自分では光らないけど 心まで照らしてくれる」(萩原清虚作)です。自分なりに解釈をすると“人は一生懸命頑張った結果が必ずしも注目されなくても、周りの人はその人の一生懸命な思いをわかってくれると思います。それはその人の思い(光)を周りの人が理解することにより、その人の心(性格など)がわかって頂けると思います。”いいことばですね。・・・By おっさま

Q)「ぼたもち」と「おはぎ」の違いは?

Q)「ぼたもち」と「おはぎ」の違いは?

A)「ぼたもち」と「おはぎ」はどちらもお彼岸に食べるものです。この呼び名の由来は季節に咲く「牡丹(ぼたん)」と「萩(はぎ)」の花の形から来ています。春は「牡丹餅(ぼたんもち)」、秋は「萩(おはぎ)」と呼ばれるようになりました。どちらも名前は違いますが同じ、小豆(あずき)をまいた食べ物です。古来より小豆の赤色は邪気(じゃき)を払うとされ、また農家の方々が節目のお祭りの時に五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願い、収穫を祝って神さまに捧げるものが仏教行事と結びついたみたいです。そしていつしか、お彼岸に食べる餅を、春には“ぼたもち”、秋には“おはぎ”というようになったみたいです。