11月は『お金、力、頭 何も無くても心はある』です
11月の「こころのことば」は『お金、力、頭 何も無くても心はある』(萩原清虚作)です。自分なりに解釈をすると “世の中は、お金や力や知識は人それぞれです。ここに人それぞれの個性が生まれているのかも知れません。またこれは人によって平等ではない部分もあるかもしれません。ですが心は皆誰もが平等に持ち、この心を磨くことによって最高の人格が生まれるのです” というように思います。いいことばですね。・・・By おっさま
10月は『ありがとう 言っても聞いても うれしいね』です
10月の「こころのことば」は『ありがとう 言っても聞いても うれしいね』(萩原清虚作)です。自分なりに解釈をすると “人は誰もが「ありがとう」と言える事が大切です。そして誰もが「ありがとう」と言うことばがうれしいのです。これは宗教や信条を問わず誰もがうれしいことばですね。人に良くされたら素直に「ありがとう」と言える人になりましょう” というように思います。いいことばですね。・・・By おっさま
秋のお彼岸が始まります
今年の秋のお彼岸は、20日から26日の1週間です。そして中日が23日の秋分の日となります。お彼岸は、ご先祖様への感謝の気持ちを込めてご供養する仏教行事です。仏教では、こちらを煩悩に満ちた現実の世界で「此岸(しがん)」といい、それに対し苦しみのない悟りの世界を「彼岸(ひがん)」と言います。そして修行を得て、悟りの世界「彼岸」(向こう岸)に渡ろうというのが「彼岸」の教えです。お彼岸にはご先祖さまのご供養をするとともに、彼岸(向こう岸=悟りの世界)に渡る修行を通して自分自身を見つめ直すよい機会です。また、秋のお彼岸に食べるもちを「おはぎ」といいます。それは季節に咲く「萩(はぎ)」の花の形から来ています。ですから秋のもちは「萩(おはぎ)」と呼ばれるようになりました。(春に食されるもちは「ぼたもち」といいます。これは春に咲く牡丹(ぼたん)の花から来ています)「おはぎ」は、小豆(あずき)をまいた食べ物です。この秋の彼岸には、おはぎを食べて、ご先祖さまのご供養を行い、不摂生をしない規則正しい生活を過ごされたらいかがでしょうか。・・・By おっさま
照ノ富士 大関昇進披露祝賀会
昨日6日、弘長寺の檀家さんで伊勢ケ濱部屋の新潟県後援会長の方がおり、その縁で「照ノ富士大関昇進祝賀会」へ出席しました。会場はホテルニューオータニ鶴の間で行われ、北の湖理事長、横綱白鵬関、日馬富士関、鶴竜関など各界のそうそうたる方々が参列されていました。出席者は1,300人とか言われましたけど、すご~い人数でした。いつも相撲はテレビでしか拝見していなかったですが、実際関取をみるとすごい大きく感じられ、あの身体でぶつかられたら普通の人はひとたまりもありません。あの巨体同士でぶつかりあう相撲は、日本の国技としてだいご味のあるスポーツであると改めて感じられました。檀家さんのご縁で伊勢ケ濱部屋とご縁ができ、相撲に大変興味が湧いてきました。このご縁を大切にし、これからも益々の応援をしていきたいと思います。“今日のご縁に感謝”ですね。・・・By おっさま
照ノ富士大関昇進披露祝賀会にて
Q)仏さまへお酒をあげてもいいですか?(檀家さんからの質問)
Q)昨日の法事で、檀家さんから仏さまへお酒をあげてもいいですか?という質問がありました。
A)仏さまは戒を受けて仏門に帰依した者として住職が戒名を授けます。“戒”とは5つの戒律を指し、1.不殺生戒(ふせっしょうかい)・・・生き物を殺してはならない、2.不偸盗戒(ふちゅうとうかい)・・・他人のものは盗んではならない、3.不妄語戒(ふもうごかい)・・・嘘をついてはならない、4.不邪淫戒(ふじゃいんかい)・・・みだらな邪淫をしてはならない、5.不飲酒戒(ふおんじゅかい)・・・酒を飲んではならない、という戒律です。この中で「不飲酒戒」の戒律すなわち、お酒を飲むと正気を失い堕落してしまうということからお酒はダメなのです。昔は、お酒を「般若湯(はんにゃとう)」[般若は、インドの言葉“パーニャ”の音写で“智慧(ちえ)”という意味]として、お酒ではなく智慧の付くお湯として、飲んだり、仏さまへあげたりしていました。現在、法要後のお斉(おとき)[会食]では、「生前、故人もお酒が大変好きだったので・・・」などと言ってお酒を出すのが一般的です。本来大切なことは、仏門の戒律は知って頂いた上で、食事の際には故人を思い出す事と故人への感謝が一番大切です。ですから、そのような思いを込めてお酒を頂いたり、仏さまへあげましょう。現在では、お酒(日本酒)ばかりではなく、ビールや焼酎、ワインなど多種あります。どのような場面でも「故人への思い出と感謝」を大切にして頂く、そして仏さまへもこのような思いを持ってあげて下さい。これが故人への最高の供養ではないでしょうか。・・・By おっさま
「お釈迦になる」って?
今日の法事のお斎(法要後の食事)の席で隣の方が曹洞宗の檀家さんの方でした。曹洞宗のご本尊がお釈迦様であり、時宗のご本尊が阿弥陀様であることから、二つのご本尊様の語句から「お釈迦になる」ということを説明しました。「お釈迦になる」とは、“物が壊れたりして使えなくなること”のたとえを表します。阿弥陀様は親指と人差し指(中指や薬指もあります)で印相をつくっています。ですがお釈迦様は阿弥陀様のように指で丸をつくった印相をしていません。昔、仏師が座っている阿弥陀様を作っている最中に、親指と人差し指の印相(親指と先と人差し指の先を結び、丸の形をつくる)の人差し指をうっかり切り落としてしまいました。その形はちょうどお釈迦様の手の形になってしまい、その失敗作から「お釈迦になる」=「ものが壊れて使えなくなる」といい表されるようになりました。座っている阿弥陀様の像は、「鎌倉の大仏」を見て下さい。座って左右の手を合わせ、両方の手で親指と人差し指の先を結んで、丸を作っています。・・・By おっさま
もう、9月ですね
いよいよ9月に入りました。こちらでは、8月のお盆過ぎから気温がだいぶ下がってきました。9月に入ると朝晩涼しさが感じられます。8月は窓を開けて就寝しましたが、今は朝が寒く窓を閉めて就寝するようになりました。本堂も朝は32~3℃あったのですが、現在は24~5℃位と過ごしやすくなってきました。9月に入り、8月の疲れと急激な寒さに慣れず体調を崩さないようにして下さい。こちらでは、9月の中旬から稲刈りが始まってきます。稲刈りが始まると秋だな~と感じてきます。もう秋が近くなんですね。・・・by おっさま
9月は『同じ月を だれかも見ているね』です
9月の「こころのことば」は『同じ月を だれかも見ているね』(萩原清虚作)です。自分なりに解釈をすると “空を見上げても月は一つ。この月は誰もが見ています。そして月は誰でも平等に照らしています。誰もが平等に助け合っていく事が大切なのです” というように思います。いいことばですね。・・・By おっさま
Q) お墓参りについて(檀家さんからの質問)
Q) お墓参りについて
A) お墓参りは、こちらでも地区によって13日の夜に行く地区もあれば、14日の朝に行く地区もあります。ここでは弘長寺でのお墓参りについて説明します。13日の夕方に迎え火を焚きます。迎え火というのは、戻ってくる先祖の霊が迷わないように、目印として火を焚くお盆の風習です。そしてその火を提灯に灯し、お墓参りに出かけます。そしてその火で、お墓のろうそくを灯し線香をあげてお参りをします。弘長寺の境内にも檀家さんのお墓がたくさんあり、昔は子供が提灯を持ち家族がそろってお墓参りをしました。夕食を済ませお墓参りをしたので、ピークは午後7時くらいから9時にかけてであり、夜暗く提灯の明かりがきれいでした。ですがここ数年前から、夕食の前にお墓参りを済ませ、その後皆でゆっくりと夕食をとる家族が多くなり、弘長寺ではピークが午後5時くらいから7時にかけてと早まって来ました。その時間帯はまだ明るく、提灯を持っている人もほとんどいなくなりました。時代の流れと共に様々な風習が変わって来ましたね。・・・By おっさま
Q) 新盆はいつですか?(檀家さんからの質問)
Q) 新盆はいつですか?
A) 新盆は地区によって「にいぼん」や「あらぼん」といいます。または場所によっては、初盆「はつぼん」というところもあります。これは人が亡くなって四十九日(49日忌)が過ぎて、初めて迎えるお盆のことをいいます。いうならば、浄土へ向かわれた仏様の“初泊り”と解釈されたらいかがでしょうか。亡くなった精霊は49日間家に戻り、お坊さんから(初七日、二七日忌・・・)と供養をして頂き、四十九日忌法要をもって浄土へ旅立たれます。そして浄土へ行って、初めて元の自宅への初泊りが新盆ないし初盆であります。この時は特に手厚くご供養をし、寺院へお参りをして、ご本尊様へ亡くなった人の事をお願いします。ですから、亡くなった日付がお盆前であっても、四十九日忌がお盆後に迎える場合は、翌年のお盆が新盆となります。四十九日忌が終わって初めての盆が新盆です。・・・By おっさま