Q 「南無阿弥陀佛」とは?
Q 「南無阿弥陀佛」とは?
A 弘長寺の宗旨は時宗であります。ご本尊様は阿弥陀佛さまです。「南無阿弥陀佛」の意味は、「南無」とは、インドの言葉サンスクリット語で“namo(ナーモ)”帰依すると訳します。このナーモが音写として“南無”になりました。「阿弥陀佛」は“無量光明の佛(amitaabha)”の「はかることのできない」という部分の“amita(アミタ)”を表し、それは「阿弥陀佛に帰依する」ということです。それは「阿弥陀佛さまへすべておまかせします」ということです。ですから阿弥陀佛さまをご本尊としている浄土宗や浄土真宗なども「南無阿弥陀佛(なむあみだぶつ)」と唱えます。また曹洞宗や臨済宗などはご本尊さまがお釈迦さまですので、「南無釈迦牟尼佛(なむしゃかむにぶつ)」と唱えます。真言宗はご本尊さまが大日如来さまで、「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」と唱えます。日蓮宗や法華宗などは法華経の教え(法)を大切にしているので、「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」と唱えます。華厳宗や律宗などはご本尊さまが毘盧遮那佛さまですので、「南無毘盧遮那佛(なむびるしゃなぶつ)」と唱えます。このように各宗派が唱える言葉は、「南無(帰依する)+ご本尊さま」となることが多いのです。