弘長寺

Q)「ぼたもち」と「おはぎ」の違いは?

Q)「ぼたもち」と「おはぎ」の違いは?

A)「ぼたもち」と「おはぎ」はどちらもお彼岸に食べるものです。この呼び名の由来は季節に咲く「牡丹(ぼたん)」と「萩(はぎ)」の花の形から来ています。春は「牡丹餅(ぼたんもち)」、秋は「萩(おはぎ)」と呼ばれるようになりました。どちらも名前は違いますが同じ、小豆(あずき)をまいた食べ物です。古来より小豆の赤色は邪気(じゃき)を払うとされ、また農家の方々が節目のお祭りの時に五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願い、収穫を祝って神さまに捧げるものが仏教行事と結びついたみたいです。そしていつしか、お彼岸に食べる餅を、春には“ぼたもち”、秋には“おはぎ”というようになったみたいです。