弘長寺

Q)お墓の開眼について

Q)お墓の開眼について

A)檀家さんから、「お墓を建立した後、お寺さんからお経を読んでもらったら、どのような書付と水引の色はどのようにしたらよいか?」という質問を受けました。書付は「開眼料」でよいです。開眼とは“そのものに魂を入れる”意味です。お墓の建立は、先祖が新しく安置される場所の新築なのです。ですから本来は祝い事なのです。よって新築と同じ考えで「赤・白」の水引がよいのです。よく、墓碑が新しく建立され、除幕式を致します。これは祝い事と同じ方法をとります。ですが、家族の方が亡くなり、新しく墓を建立し満中陰忌(四十九日忌)や壱周忌(喪中)と一緒にお墓の開眼を行い、納骨をされる方は、「赤・白」の水引には抵抗があります。本来は、納骨の前にお墓の「開眼」を行い(赤・白の水引)、満中陰忌や壱周忌の時には開眼は終わっているので、「黒・白」の水引を使用すれば解決します。ですが現在、法要、お墓の開眼、納骨を一度に終わらせるのが一般的になっておりますので、法要のお布施は「黒・白」の水引、お墓の開眼は、「赤・白」の水引をとったり、水引がない封筒を使用したらいかがでしょうか。・・・By おっさま