弘長寺

どうして亡くなった歳を「数え歳」で表すのか

 この地域では、亡くなった方の歳は満年齢ではなく「数え歳」で表します。「数え歳」とは、生まれた時が1歳で、正月(1月1日)を迎える毎に1つずつ加える、日本古来から伝わる年齢の数え方です。お母さんのお腹の中に生が宿る(生まれる十ヶ月前)期間を1歳と数え、生まれた時には、すでに1歳となっているのです。それは「命」というものを、とても大切にしている考え方なのです。そして、お正月には、年神様(としがみさま)から皆が1つ歳を頂きます。それは、皆の誕生日のようなものですから、1月1日に「おめでとう」と挨拶をします(1月1日は、1つ歳をとる誕生日だから「おめでとう」と挨拶する)。よくこの地域では、「12月31日の晩に“歳取り魚”を食べる。」とか「1月1日(正月)になると“1っぽ歳を取った”」などと年配の方は言います。それが、この年神様から1つ歳を頂いた表れです。ですから、弘長寺では亡くなった人に「行年〇〇歳」(〇〇歳は数え歳)と授ける時、“1月1日(正月)誕生日と見なし、年神様から歳を1歳頂く”考え方で、亡くなった日までに、誕生日迎えている方は、「満年齢+1歳」となり、「亡くなった日までに、誕生日迎えていない方は、「満年齢+2歳」としています。(お母さんのお腹で生を授かった歳と毎年1月1日に歳を頂いた考え方です)・・・By おっさま

雪掘が終わりました

25日から業者さんが本堂と庫裡の雪掘りに来てくれました。まわりの家々も雪掘りがピークでなかなか順番待ちで、やっと来てくれました。6人で本堂と庫裡の雪掘りをして頂き、やっと頭の上(屋根の雪)が軽くなりました。ですが、お寺は1回の雪掘り費用も20万円ちかく掛かります。こちらの地域は雪が多いため、どの家も屋根の雪掘りや家のまわり、駐車場の除雪費用は一冬でかなりの高額な出費になります。ですが、雪が降ってもらわないとスキー場関係者などが大変になります。ですから、お互い妥協しうる、ちょうどいい雪が降ってもらいたいですね。もうそろそろ雪もいいかな。・・・By おっさま
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今日は、久々の晴れです。雪掘りが終わった弘長寺です。雪掘りの出費も大変です!!

大雪です

また、寒波が来ました。今日は朝から大雪です。本堂の屋根と庫裡の屋根もかなりの量で雪が積もっています。境内の道は、いつ檀家の方が来られてもいいように、毎朝5時から除雪作業を行い、それと消雪パイプの水できれいにしています。もうそろそろ、雪が小やみになってほしいです。毎日が除雪で疲れました。・・・By おっさま
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冬の弘長寺です。

亡くなった歳、「享年」と「行年」の違い

亡くなった人の歳に「享年〇〇歳」や「行年〇〇歳」と使われます。どうして「享年」とか「行年」とか違うのか。「享年」とは、“天から享(う)けた年数。何年生きたか。”という意味で、「行年」とは、“この世に生まれて修行した年数。この世を生き抜いた年数。何歳まで生きたか。”という意味です。どちらを使うかは、宗派、代々の寺院の付け方、寺院の住職の考え方などで違います。弘長寺では、代々と「行年〇〇歳」と付けます。この世を生きることは、苦がありそれは修行であります。この現世を一生懸命生き抜いたという意味を込めて「行年」を使っています。・・・By おっさま

亡くなったこと、「成仏」と「往生」の違い

亡くなった事を「成仏」とか「往生」と言います。その違いについて。「成仏」とは、煩悩がなくなって悟りを開いた状態をいいます。それは、この世において修行を積み、この世に未練もなく亡くなって自分が仏になることを言います。ですから「成仏」は“仏に成る”と書きます。「往生」とは、この世から仏の浄土に生まれる変わることを言います。浄土の世界には阿弥陀佛様がおられ、極楽浄土に往(い)って阿弥陀佛様のお元で生まれ変わるのです。ですから「往生」は、“生まれ変わって往く”と書きます。弘長寺では、「往生」を使います。人はいつか必ず阿弥陀佛様のお元に往きます。そして、人は亡くなったのではなく、その人の思い出は縁のある方々の心の中にずっと生き続けているはずです。それは、ある意味亡くなったのではなく、ひとまず先に“生まれ変わって往ったんだ”という考え方です。そしていつかまた浄土の世界で会うことができるのです。それは“供会一処(くえいっしょ)”[阿弥陀経の一部]なのです。・・・By おっさま

やっと今日は晴れました

11日から今年最大の寒波が押し寄せてきて、毎日が除雪の日々でした。やっと今日晴れ間ができ、屋根に上がって雪掘りをしています。まずはできるところから、大屋根はとても一人では立ち向かう事ができませんので、小屋根を掘っています。やっと今、休憩を取ってブログを書いています。これからまた、屋根に上がって雪掘りをして、下に落とした雪を片付けなければなりません。下に落とした雪を片付けるのが、一番の重労働です。雪国のお寺を守っるて、本当に大変ですよ。・・・By おっさま

やっと雪が降って来ました

今年の冬は、ほとんど雪が降らなく正月もほとんど雪がありませんでした。今日は朝から雪が降っています。久しぶりの“大雪”です。この雪を待っていた人もたくさんいます。この地域は、“雪で生活”をしている人も多いのです。あまり大雪は困りますけど、この地域の方々の生活がまわるような“ちょうどいい雪”がいいですね。・・・ By おっさま
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お寺の後ろから見た、境内の景色

婿の胴上げ

弘長寺の前に八坂神社があります。そこで、6日夜“婿の胴上げ”が行われました。この“婿の胴上げ”は戦国時代から伝わり、当時一帯を治めていた坂戸城主、長尾政景公が繁栄と農兵確保のために婿養子を歓迎し、前途を祝福したのが始まりだそうです。今年は、2人が胴上げをされたそうです。これからも、六日町へたくさん婿さんが来て、この地の人口が増え繁栄することを願うばかりです。・・・By おっさま
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新潟日報より抜粋

1月は『新しい命が 皆を元気にする』です

1月の「こころのことば」は『新しい命が 皆を元気にする』(萩原清虚作)です。自分なりに解釈をすると “新しい命が生まれることは、新しい出会いであり、その出会いこそ人にとって幸福感が生まれます。花の芽が出たり、畑の作物の芽が出たり、ペットの子供が生まれたり、どれも命の誕生はうれしいものです。この新しい出会いは皆を元気にする。”そのとおりですね。いいことばですね。・・・By おっさま

新年明けましておめでとうございます

新年、明けましておめでとうございます。昨年中はお世話になりました。本年もよろしくお願い致します。さぁ、新規一転新しいストーリーの始まりです。今年も皆がよい年でありますように。・・・By おっさま