Q)「ぼたもち」と「おはぎ」の違いは?
Q)「ぼたもち」と「おはぎ」の違いは?
A)「ぼたもち」と「おはぎ」はどちらもお彼岸に食べるものです。この呼び名の由来は季節に咲く「牡丹(ぼたん)」と「萩(はぎ)」の花の形から来ています。春は「牡丹餅(ぼたんもち)」、秋は「萩(おはぎ)」と呼ばれるようになりました。どちらも名前は違いますが同じ、小豆(あずき)をまいた食べ物です。古来より小豆の赤色は邪気(じゃき)を払うとされ、また農家の方々が節目のお祭りの時に五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願い、収穫を祝って神さまに捧げるものが仏教行事と結びついたみたいです。そしていつしか、お彼岸に食べる餅を、春には“ぼたもち”、秋には“おはぎ”というようになったみたいです。
Q)お彼岸って、いつするの?
Q)お彼岸って、いつするんですか?
A)お彼岸は年2回、春は3月の「春分の日」。秋は9月の「秋分の日」を中心に前後3日間を合わせた1週間です。初日を「彼岸入り」、真ん中の春分・秋分の日を「中日(ちゅうにち)」、最終日(1週間目)を「彼岸明け」といいます。今年は9月20日が「彼岸入り」、9月23日(秋分の日)が「中日」、9月26日が「彼岸明け」となります。
あさってからお彼岸が始まります
お彼岸は「彼岸会(ひがんえ)」と言って、一年に春と秋の2回、ご先祖様への感謝の気持ちを込めてご供養する仏教行事です。仏教では、貪り(むさぼり)、怒り(いかり)、妬み(ねたみ)などの煩悩に満ちた現実の世界を「此岸(しがん)」といい、それに対し苦しみのない悟りの世界を「彼岸(ひがん)」と言います。そしてその真ん中に流れているのが煩悩の川なのです。そこで煩悩の世界「此岸」から六つの修行を得て、悟りの世界「彼岸」に渡ろうというのが「彼岸」の教えです。六つの修行は、布施(ふせ)[布施を行う]、持戒(じかい)[戒律を守る]、忍辱(にんにく)[耐え忍ぶ]、精進(しょうじん)[努力をする]、禅定(ぜんじょう)[座禅をする]、智慧(ちえ)[前5つの実践によって得られる智慧]のことをいい、これを”六波羅蜜(ろくはらみつ)”といいます。年2回のお彼岸には、お釈迦さまの説かれたこの六つの教えを実践しようというのが「彼岸」本来の意味です。ですから、お彼岸にはご先祖さまのご供養をするとともに、彼岸に渡る修行を通して自分自身を見つめ直すよい機会です。・・・By おっさま
9月は「山へ登れば 佛さまと出会う」です
9月の「こころのことば」は、「山へ登れば 佛さまと出会う」(萩原清虚作)です。自分なりに解釈をすると“一生懸命自分なりに頑張れば、その時にきっとよい事(教え)に出会える事でしょう。佛さまは何も言わずとも、自分が一生懸命頑張った結果に助言を与えてくれると思います。自分のできる範囲で何事も一生懸命頑張りましょう。きっと良い結果や教えがついて来る事でしょう。”というように思います。いいことばですね。・・・By おっさま