弘長寺

前住職の奥さんの壱周忌法要を行いました

昨年、5月19日に前住職の奥さんが亡くなり今日、壱周忌法要が営まれました。前住職夫婦には娘が二人おり、どちらも嫁ぎ家系を継ぐ者がいません。前住職は出家をしており寺院で回向を重ねていますが、奥さんは出家をしていないので一般人と同じ形式の法要で行いました。その次女が私(現住職)の妻となっており、嫁がれた義姉(長女)が施主となって私の妻(次女)と共に親戚の方々を招いて本堂にて法要を行いました。お寺の世界は住職が亡くなると次代の住職が葬儀やその後の法要を行っていきますが、その妻や子供達は出家をしていない限り寺院を出て行かなければなりません。そして一般人と同じ形で法要を営むこととなります。ですから義姉は臨済宗の檀家へ嫁ぎ、私の妻も私が先に亡くなるとお寺を出て、廣田家の菩提寺の寺院にお世話になります。そして廣田家(私の父母)のお墓に入ることになります。住職の妻や子供であっても出家をしない限り在家(ざいけ)であり、一般人とは変わらない形で行います。よって前住職の妻であっても一般人と同じ法要を営みます。これこらも義姉(長女)と私の妻(次女)で母親(前住職の妻)の供養をしていきます。・・・By おっさま

弘長寺で駐車場を造成しています

現在、弘長寺では駐車場を造成しています。弘長寺は駐車場がなく、昔は車を持っている方が少なく駐車場がなくてもよかったのですが、今はこちらでは車社会となり、どうしても駐車場が必要となりました。そこで弘長寺役員会で駐車場造成工事が承認され工事に入りました。工事請負業者は檀家である会社が請け負って頂き、こちらの要望を最大限受け入れて頂き、また工事金額も弘長寺の檀家という事もあり、かなり努力をして頂いた金額で請け負って頂きました。工事も今週で終わるという事ですので、これから車で来られる方は、お寺の前の駐車場へ停めて下さい。・・・By おっさま
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弘長寺では、現在駐車場を工事しています。

お斉(おとき)会場が懐かしかったです

今日、六日町でも名士の方の法事がありました。本堂にて遠方から故人の子供達が集まり、施主の父母、祖父の追善供養を行いました。その後、お斉(おとき)[法要後の食事]を、施主家の親戚の料亭で行いました。その料亭は山菜料理や川魚を中心とした田舎料理で、都会から来られた方は大変喜ぶご馳走ばかりです。盛り付けも情緒が感じられ素晴らしい料亭です。その場所は、私(弘長寺住職)が20数年前に弘長寺前住職の次女(現在の妻)と結納を交わした場所です。お斉会場もまさしく結納を交わしたお座敷で食事をし、当時が懐かしく感じられました。これも私がこの寺の住職になった縁と会場が檀家の親戚であって、結納を交わした場所で食事ができたのも当家の先祖が引き合わせてくれた縁と感じ、当家の仏様には感謝を致します。その会場は“けやき苑”といい、まわりは田んぼや木々に囲まれ、山菜料理や川魚がおいしい田舎料理の料亭です。都会の方はご縁があったら行ってみたらいかがでしょうか。都会では食べられない田舎料理を堪能できます。お勧めできるすばらしい田舎料理のお店です。・・・By おっさま

木の芽はおいしいです!

今日は、連休最後の日です。近くの高速道(関越自動車道)を見ると東京方面へ帰る車がたくさん走っています。今日、朝早く妻は山へ行ってたくさん“木の芽”(あけびのつる)を取って来てくれました。木の芽は、新潟県でも雪が多く降る地方で食されている山菜です。少し苦味があり、たいへんおいしく頂けます。今時期が旬で、どこのホテルや料亭でも多々出されます。新潟県でも限られた地区でしか食されていない、大変めずらしい山菜です。今日の夕食は木の芽の山盛りでした。夕食は妻と長女と3人でお腹一杯に食べました。六日町は山菜や自然の食がおいしい処です。これからは山菜や竹の子、6月過ぎからは鮎をはじめ川魚、秋はきのこなどたくさん取れおいしく食べられますので、是非ともこちらへ遊びに来てください。・・・By おっさま

元檀徒総代の33回忌法要が終わって

5月5日に元檀徒総代の三十三回忌法要を営みました。元総代は江戸時代中期頃から繁栄をし、弘長寺に係わる費用をすべて半分以上を工面したという大旦那でありました。約40年ほど前に東京へ住居を移し、子孫はそこに代々と暮らしています。当家のお墓は、當山歴代住職の墓の前に安置をし代々と歴代の住職が当家の先祖をお守りをしています。当家もよくお墓参りに弘長寺へご来寺して頂いています。当家はこの地区でも有数な豪農であり、その旧邸宅は六日町でも有名なホテル“龍言”の入り口左側の居間として移築されています。柱も雪国ならではの大変太くりっぱな造りであります。当家はお寺で30人ほどのお客を招き三十三回忌法要を営み、その後お斉を自分の先祖の旧邸宅を移築した“ホテル龍言”で行いました。そこで女将から「当時移築した時より柱のキズひとつそのままの姿で移築したのですよ」と紹介がありました。私も弘長寺の住職になってまだ日も浅いのですが、現在の弘長寺があるのも昔から檀家が支えて頂いた事に感謝しをしています。・・・By おっさま

散歩していたら桜がきれいでした

朝、犬と一緒に散歩をしていたら、桜がきれいに咲いていました。こちらの地区では、先週で桜の花は散ってしまったのですが、別の種類だと思うのですが、桜が満開に咲いていました。色は濃い目のピンク色で、しばらくわが愛犬と見とれていました。まだ朝の散歩は肌寒いのですが、きれいな空気と素晴らしい景色、そして満開の桜を見るとすがすがしい朝で散歩が楽しいです。・・・By おっさま
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六日町小学校の裏に咲いていた桜です。

5月に入りました

五月に入りやっと春が来たかなあという感じになりました。こちらの地域では、これから山菜が出始めます。今の時期は“木の芽[きのめ]”(あけびのつる)が取れ始めました。この“木の芽”は、新潟県でも雪が多い地区で食されている山菜です。食べ方は家庭によって様々ありますが、一般的にゆでた後、かつおぶしをふりかけ醤油をかけて食べたり、たまごをといて醤油を入れて、それにつけて食べたりします。廣田家ではたまごにつけて食べます。味は少し苦味がありますが、私は大変おいしく食べています。雪のあまり降らない地区は、“木の芽”も苦味が増してあまり食されていないみたいです。この雪国魚沼地区の食べ物であります。以前にテレビ番組の「ケンミンショー」で大桃美代子さんが魚沼地方独特な食べ物として紹介をしていました。私の自宅の後ろに流れている魚野川から、お寺の山号である「金城山」を見たらまだ雪が残っていました。今が一番よい季節ですね。・・・By おっさま
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魚野川から眺めた金城山です

5月は「新しい風を起こそう」

5月の「こころのことば」は、「新しい風を起こそう」(萩原清虚作)です。自分なりに解釈すると“今まで行って来たことを繰り返すのではなく、新しい事に挑戦しましょう。そこには必ず今までにない何かが見つかると思います。人生は一度、悔いのないように新しい事にも挑戦しましょう”というように思います。いいことばですね。・・・By おっさま

大葬儀が終わりました

昨日、檀家で会社の会長さんの社葬が行われました。場所は、NASPAニューオータニで行われ、参列者は600人弱で寺院方は7人で執り行いました。祭壇を生花で飾られ、その他2段の生花が110台あがりました。こちらの地域ではまれにみる大葬儀でありました。故人は、一代で現在の会社を築き上げ、お寺へ対しても多大なる貢献があり、また地域社会に対しても多大なる貢献をされたお方でした。生前の今までの功績が認められ、開式の前に総本山から賞詞状が授与されました。私も住職になり7年で、こんな大葬儀を執り行い何についても経験と勉強になりました。故人は常日頃からお寺の興隆を考えておられたお方であり、これからも浄土の世界より弘長寺の興隆を願っていると思います。何より故人のご冥福をお祈り致します。また故人が築きあげた会社も益々の発展を願っています。・・・By おっさま

今日は、私の実家の葬儀です

今日は、檀家の葬儀ではなく廣田家の本家の葬儀です。亡くなったじいさんは、私の父の兄で叔父にあたります。私は、一般人として生まれ育っており、地元にはたくさんの親戚がありますので、親戚の葬儀にもたくさん参列します。私の実家は六日町でも在方にあり、葬儀には巻(廣田と同じ名字の一族)や隣組など親戚のほかにもたくさん参列する風習があります。昨日は近親者でお通夜を行い、今日の10時より自宅で葬儀を行います。こちらの地域は、お通夜には近親者のみで葬儀には近親者と一般の方々が参列します。そして自宅で葬儀を行う家がほとんどであり、今日の葬儀は自宅で60人ほど入って行います。そして出棺時には村の方々が多数見送りに来ます。葬儀は地域でやり方が全然違いますが、私の実家では、だいぶ以前とは簡略されたといえ、まだまだ都会から比べたら大変な葬儀です。今日は、個人として妻と一緒に葬儀に参列をし、ご冥福を祈ります。今日は一日いい天気でありますように。・・・By おっさま