弘長寺

時宗のお経はきれいな音色です

今日、先般亡くなられた同じ宗派の住職のお通夜でした。新潟教区、當寺院住職と縁のある他県の住職が多数駆けつけ、お通夜のお経をあげました。夕方6時から始まり夕暮れの中、お通夜の経が10人以上の僧侶により唱えられました。中でも「初夜礼讃」というお経は、メロディーが奏でられる時宗独特のお経で、たくさんの僧侶が一緒に唱えると、檀徒からは、大変きれいな音色でしたと感動されました。そして檀徒からは「自分のお寺の住職が安心できる」と大変喜んでいました。そしてお通夜の最後に、副住職(住職の子息)から感謝のお言葉があり、その中で住職が倒れてから、その時間毎に「礼讃」というお経を唱えると「住職の脈と血圧が安定するのです」という言葉の中に感動を覚えました。私も僧歴が浅いながらも、時宗の「礼讃」というお経は感動を覚えるきれいなお経だと思っています。明日は当寺院住職の葬儀です。今まで住職から頂いた教訓を大事にし、ご冥福を祈り、僧侶たちが心を一つにして当寺院住職の葬儀を執り行いと思います。・・・弘長寺住職