弘長寺

長生きをされたおばあちゃんの葬儀でした

昨日、行年103歳を迎えられたおばあちゃんの葬儀を致しました。弘長寺での檀家でも100歳を迎えられた方は数えるほどしかいません。葬儀も家族の方々が集まり、今までおばあちゃんから頂いた思いへの感謝の気持ちを込めた素晴らしい葬儀でした。こちらの地域では、長生きされた方が無くなると“大往生”されたといいます。この“往生(おうじょう)”とは、“往(おう)”は「行く」という意味を表し、“生(じょう)は「生まれ変わる」という意味を表します。まさしくおばあちゃんは、「この世においてすばらしい人生を過ごされ、生まれ変わって浄土の世界へ旅立って行きました」。お顔もすがすがしく大変美しいお顔立ちでした。また弘長寺では代々と亡くなられた歳を“行年(ぎょうねん)”と書きます。これはこの世において修行を納められた歳を大切にしているためです。また亡くなった歳も数え歳で表します。それはお母さんのお腹の中に10カ月前に生を宿し、この世に生れて来た時にはおかあさんのお腹に生を受けた期間をたして、1歳と数えることから来ています。おばあちゃんのご冥福をお祈り致します。・・・By おっさま