弘長寺

住職の横顔

住職の横顔

 廣田孝敏 昭和37年(1962年)、新潟県南魚沼郡六日町(現南魚沼市六日町)にて廣田家の長男として一般家庭に生まれ育ちました。一族及び親戚などは曹洞宗寺院の壇家の家系であります。本人も駒澤大学を卒業していることからも曹洞宗は知っていましたが、結婚をしてから妻の親が時宗の僧侶ということから、時宗と言う宗派を初めて知りました。

(この地域は曹洞宗と真言宗が大変多く、時宗という宗派はこの地域では大変めずらしく、知らない人もたくさんいます。)

ですが弘長寺次世代の後継者問題に触れ、弘長寺前住職の次女と結婚をした縁から、一般社会人から得度をし仏門に入り、一定の修行を行いました。そして平成19年に前住職が亡くなった後、四十四歳の時に弘長寺の住職に就任致しました。

経歴

学歴
地元小学校、中学校を卒業後、新潟県立六日町高等学校を卒業し駒澤大学法学部を卒業。
職歴
 防衛庁事務官として東京で公務員として勤めていましたが、廣田家長男として家督を継承するため帰郷をし、地元民間会社に就職。
僧歴
 弘長寺次世代継承のために得度をし仏門に入り、平成11年(37歳)の時に会社を休職して本山で修業を行い

僧侶教師免状を拝命する。本山より帰って来てからは、会社に復職をし一般社会人に戻る。

住職就任
 平成19年(44歳)、前住職の遷化(せんげ)[亡くなった事]により、弘長寺責任役員、檀徒総代の推挙により、宗教法人弘長寺の代表役員に就任をし、弘長寺住職となる。よってその時点で民間会社を退職する。
資格
 中学校・高等学校教諭普通免許(社会)、1級土木施工管理技士、地すべり防止工事士、行政書士、宅地建物取引士、危険物取扱主任者(乙種)、公害防止管理者(水質)、特殊無線技士、建設業経理事務士2級、全国珠算教育連盟珠算2級、大型・大型特殊免許、車輛系建設機械、ローラー運転、小型移動式クレーン、など

一般人として

 廣田家戸主として家督を継承し、廣田家の先祖を守っています。また寺院とは別に自宅を持ち、そこに家族が住んでおり、一般人と同じく社会活動を行っている側面も持っています。
普段は、弘長寺住職として専住しております。

考え方

 私は、一般社会人の家庭で生まれ育ち、住職になってからの仏門の経験が浅く日々仏教についての習得と修行の連続です。また一般人の家庭に生まれ育ち、社会人として40年以上も過してきたことを強みとし、自分が疑問に思っていることは、檀徒も疑問に思っているものと思い、これらを説くことが檀徒と同じ目線で、互いに信頼関係を得ることができると考えています。
よって、檀徒が仏教についてわからない事、疑問に思っている事や自分の抱えている悩み事などを説いて、寺院と一般檀徒との隔たりを取り払う寺院運営を目指しています。
本来、菩提寺と檀徒の関係は、葬儀や法要を行う関係だけでは無く、檀徒が困った時には相談相手ともなって問題を解決をし、そして互いの信頼関係を築き上げて、一緒に寺院を守っていくことが大切なのです。
また、廣田家の菩提寺が曹洞宗寺院ということもあって、曹洞宗の住職方々とも大変縁が深く、そして弘長寺境内にも他宗の寺院のお墓がたくさんある縁から、曹洞宗、真言宗、天台宗、浄土宗寺院の住職方々とも交流が深く、互いに情報交換をして頂き、よりよい寺院運営を目指しいます。