弘長寺

Q 1日の内に、祝い事と葬儀を呼ばれたのですが書付は?

Q)寺院より、寺院で午前中に晋山式(住職を迎え入れる式)と午後から前住職の葬儀のご案内が来たのですが、書付と服装はどのようにしたらよいですか?(その寺院の親戚者よりの質問)

A)まずご案内がどのように書いてあるか確認をして下さい。晋山式(住職を迎え入れる式)は慶事であり、葬儀は弔事であります。必ず午前・午後に分けて法要をするはずです。晋山式はお祝い事であり、葬儀は悲しみ事であり正反対の儀式です。ですから金封は、一緒にするのは常識からはずれています。晋山式は慶事ですので「赤白」の水引に、書付は「御祝い」など、葬儀は弔事ですので「黒白」の水引に、書付は「御香典」などが一般的です。服装は午前の晋山式にはお祝いの服装(男性なら礼服に白ネクタイ)、午後の葬儀には喪服(男性なら礼服に黒ネクタイ)が妥当でしょう。同じ所で午前と午後の法要に呼ばれたからと言って、金封を一緒にしないのが常識です。意味を考えたらわかることでしょう。二通に分けて書付をし、それぞれの式の前に適応をした書付を施主へ差し出しましょう。