もう、9月ですね

いよいよ9月に入りました。こちらでは、8月のお盆過ぎから気温がだいぶ下がってきました。9月に入ると朝晩涼しさが感じられます。8月は窓を開けて就寝しましたが、今は朝が寒く窓を閉めて就寝するようになりました。本堂も朝は32~3℃あったのですが、現在は24~5℃位と過ごしやすくなってきました。9月に入り、8月の疲れと急激な寒さに慣れず体調を崩さないようにして下さい。こちらでは、9月の中旬から稲刈りが始まってきます。稲刈りが始まると秋だな~と感じてきます。もう秋が近くなんですね。・・・by おっさま

9月は『同じ月を だれかも見ているね』です

9月の「こころのことば」は『同じ月を だれかも見ているね』(萩原清虚作)です。自分なりに解釈をすると “空を見上げても月は一つ。この月は誰もが見ています。そして月は誰でも平等に照らしています。誰もが平等に助け合っていく事が大切なのです” というように思います。いいことばですね。・・・By おっさま

Q) お墓参りについて(檀家さんからの質問)

Q) お墓参りについて

A) お墓参りは、こちらでも地区によって13日の夜に行く地区もあれば、14日の朝に行く地区もあります。ここでは弘長寺でのお墓参りについて説明します。13日の夕方に迎え火を焚きます。迎え火というのは、戻ってくる先祖の霊が迷わないように、目印として火を焚くお盆の風習です。そしてその火を提灯に灯し、お墓参りに出かけます。そしてその火で、お墓のろうそくを灯し線香をあげてお参りをします。弘長寺の境内にも檀家さんのお墓がたくさんあり、昔は子供が提灯を持ち家族がそろってお墓参りをしました。夕食を済ませお墓参りをしたので、ピークは午後7時くらいから9時にかけてであり、夜暗く提灯の明かりがきれいでした。ですがここ数年前から、夕食の前にお墓参りを済ませ、その後皆でゆっくりと夕食をとる家族が多くなり、弘長寺ではピークが午後5時くらいから7時にかけてと早まって来ました。その時間帯はまだ明るく、提灯を持っている人もほとんどいなくなりました。時代の流れと共に様々な風習が変わって来ましたね。・・・By おっさま

Q) 新盆はいつですか?(檀家さんからの質問)

Q) 新盆はいつですか?

A) 新盆は地区によって「にいぼん」や「あらぼん」といいます。または場所によっては、初盆「はつぼん」というところもあります。これは人が亡くなって四十九日(49日忌)が過ぎて、初めて迎えるお盆のことをいいます。いうならば、浄土へ向かわれた仏様の“初泊り”と解釈されたらいかがでしょうか。亡くなった精霊は49日間家に戻り、お坊さんから(初七日、二七日忌・・・)と供養をして頂き、四十九日忌法要をもって浄土へ旅立たれます。そして浄土へ行って、初めて元の自宅への初泊りが新盆ないし初盆であります。この時は特に手厚くご供養をし、寺院へお参りをして、ご本尊様へ亡くなった人の事をお願いします。ですから、亡くなった日付がお盆前であっても、四十九日忌がお盆後に迎える場合は、翌年のお盆が新盆となります。四十九日忌が終わって初めての盆が新盆です。・・・By おっさま

Q) お盆はいつですか?(檀家さんからの質問)

Q) お盆はいつですか?

A) お盆は、目連(もくれん)のお話[昨日のブログ]にちなんで、7月13日~16日に行います。ですが明治時代になって、新しい暦が使われるようになってからは「月おくれ盆」といって、8月13日~16日に行われる地域もあります。また、7月は農家の一番忙しい時期に重なってしまうので、ひと月遅らせることで、ゆっくりとお盆が過ごせるようになりました。関東地方では、7月13日~16日の「七月盆」が一般的であり、こちらの地方では、8月13日~16日の「八月盆」が普通で、8月13日を“盆の入り”で、8月16日を“盆送り”としています。ですが弘長寺では、8月16日ないし17日を盆送りとしています。(8月17日に“盆送り”として、お寺に来る方の方が多いです)[これは、弘長寺独特の風習です]・・・By おっさま

Q) なぜ、“お盆”をするの?(檀家さんからの質問)

Q) いよいよお盆が来ますね。なぜ、お盆をするの?

A) “お盆”っていうのは、ご先祖さまの御霊をあの世からお迎えしてご供養する昔からの習わしのことです。“お盆”は、「盂蘭盆」(うらぼん)といって、逆さ吊りを意味するインドの言葉「ウランバナ」を漢字に置き替えたものです。意味は、お釈迦さまの弟子の中で一番神通力を持つ「目連(もくれん)」というお方がいました。ある時、目連が神通力で亡くなった自分のお母さんを見たら、地獄で逆さ吊りにされ、苦しんでいました。そこでお釈迦さまに、どうしたらお母さんを救うことができるか尋ねました。お釈迦さまは、「夏の修行(7月)の間に、お坊さんたちに供物を捧げなさい」と言われました。このお釈迦さまの教えに従って、お坊さんに供物を施したおかげで、目連のお母さんは救われたという説から、お盆の行事が始まったとされます。こちらの地区では、お盆は8月13日から始まり16日が盆送りとなっています(弘長寺では17日も盆送りとしています)。関東地方より一月遅れになっています。・・・By おっさま

8月1日は「盆扶持」です

今日、8月1日は「盆扶持(ぼんふち)」です。この「盆扶持」とは、お盆に入りお寺は忙しくなり大変になるということから、お盆にお寺を助ける、扶助する意味であります。こちらでは「盆扶持(ぼんふち)」が8月1日に行うことから、言葉がなまって「ぼんぼち一日(ついたち)」と呼ばれています。以前は、野菜や供物などをお寺へ献上したのですが、現在では金品を持ってお寺へお参りに行く風習になりました。お寺にお参りに行くと、お寺が食事などを出して接待を致します。現在ではこの風習は在方のお寺に多く見られ、お参り来られる方も忙しくなりお茶とお菓子程度の接待になって行きました。場所によっては、7日に行われるところもあります。・・・By おっさま

8月は『「あとで」はないよ 今やろう』です

8月の「こころのことば」は『「あとで」はないよ 今やろう』(萩原清虚作)です。自分なりに解釈をすると “人はあとからよろうと思うと、気力が失せたりついつい忘れがちです。そしてあとになって後悔をしてしまいます。そのような事がないように、「今できることは、今やる事」これが大事なのです” というように思います。いいことばですね。・・・By おっさま

Q)“ぼんぼち”の書付は?(檀家さんからの質問)

Q)“ぼんぼち”の書付は?

A)檀家さんから、明日は“ぼんぼちついたち”ですが、“ぼんぼち”の書付について相談がありました。まず、この“ぼんぼち”ですが、正式には「盆扶持」=「ぼんふち」と言います。意味はお盆に忙しいお寺を助ける、扶助する意味です。これが、こちらの地区でなまって“ぼんぼち”になりました。ですから檀家さんは字で書くと、どのような字で書くのかわからない方が多いです。よく「盆礼」と書付をする方が多いですが、正式には「盆扶持」と書付をし、下に氏名を書くのがよいでしょう。水引の色は、この地区では「赤・白」でよいでしょう。また「黄・白」(この地区では黄・白の水引を使う風習がある)でもよいです。お寺は、「黒・白」の水引ばかりではなく、目的により「赤・白」や「黄・白」もあります。・・・By おっさま

六日町まつりも終わり暑くなってきました

19日で六日町祭りも終わり、そして3連休も終わり、急に暑くなってきました。19日の花火は、後半雨が降ってきて残念でありましたがなんとか、無事に終わりました。その翌日は、ひじょうーに暑く真夏日となってしまいました。今日もすごく暑くなり、これからは熱中症にも充分気をつけて下さい。これからは、いよいよお盆が来ますね。この間まで、雪に悩まされていたような気がしましたが、あっという間にお盆です。月日が経つのが早く感じられるのは私だけでしょうか。・・・By おっさま