弘長寺

秋のお彼岸が始まります

今年の秋のお彼岸は、20日から26日の1週間です。そして中日が23日の秋分の日となります。お彼岸は、ご先祖様への感謝の気持ちを込めてご供養する仏教行事です。仏教では、こちらを煩悩に満ちた現実の世界で「此岸(しがん)」といい、それに対し苦しみのない悟りの世界を「彼岸(ひがん)」と言います。そして修行を得て、悟りの世界「彼岸」(向こう岸)に渡ろうというのが「彼岸」の教えです。お彼岸にはご先祖さまのご供養をするとともに、彼岸(向こう岸=悟りの世界)に渡る修行を通して自分自身を見つめ直すよい機会です。また、秋のお彼岸に食べるもちを「おはぎ」といいます。それは季節に咲く「萩(はぎ)」の花の形から来ています。ですから秋のもちは「萩(おはぎ)」と呼ばれるようになりました。(春に食されるもちは「ぼたもち」といいます。これは春に咲く牡丹(ぼたん)の花から来ています)「おはぎ」は、小豆(あずき)をまいた食べ物です。この秋の彼岸には、おはぎを食べて、ご先祖さまのご供養を行い、不摂生をしない規則正しい生活を過ごされたらいかがでしょうか。・・・By おっさま